ブルボン理系の座談会

お菓子屋の理系ってどうなの!?

Q1

ブルボン(お菓子の製造)の仕事のやりがいは
何ですか?
また、魅力はなんですか?

製品開発研究職

お菓子が大好きだったので、製菓メーカーに就職=仕事でお菓子が食べられるということが何よりの魅力でした。(美味しいお菓子が仕事で食べられることは変わらず 魅力です。)
市場調査や原料・製造技術の知識をもとに新しいお菓子を設計・具体化していくのですが、自分の想像を超える味が出来た時や自分の作ったものが美味しいと言われた時、あと実際に売れた(評価された)時はとてもやりがいを感じます。
新しい美味しさを自分で作れる可能性があることなど、これらが製品開発のやりがいだと思っています。

機械・制御開発工務管理職

私はお菓子に興味があったわけではなく(笑)、単純に機械設計をしていきたいと思っていたのですが、会社に入って、お菓子を作るには多くの機械や設備を構成する機械要素に触れることとなり、非常に面白いと思いました。
配管部品や電子部品なども含めると限定された分野ではなく様々なものを見ることができてとても楽しいです。

生産管理製造監査職

入社前は専門知識(例えば菌とか)を活用して仕事に取り組むものだと思っていましたが、入社後は専門知識だけでなく、機械的な知識や原料についての知識など、自分の担当ラインについて関わるもの全てを学ぶことが必要だと気が付きました。
単純に知識が増えるのがとても楽しいのと、お菓子がどのようにできあがるのか、その仕組みについて理解して、その知識が活用できるのは手ごたえのようなものを感じます。

脱線座談1

展示会はとにかく楽しい!?

製品開発/研究職

展示会は特に面白いよね。興味のポイントは職種によって違うけど。

機械・制御開発/工務管理職

機械要素技術展に行って、色んな機械を見ることができるのは、機械好きにはたまらないよ。

製品開発/研究職

チョコレートの見本市は毎年人気だけど、生産管理Yさんは行った?
私は半生菓子担当だから、行っていないのだけど(チョコレート担当が行っている)。

生産管理/製造監査職

少し前までは行っていたのだけど、最近は人が多すぎて、入場券が前売り制になっちゃって(笑)。そこから行っていない。
でも行っていた時は、仕事なんだけど、新しいチョコとか珍しいチョコに出会えるから、とても楽しかった!

Q2

競合他社(菓子業界)と比べたブルボンの魅力は?
仕事内容を中心に幅広く教えてください。

製品開発研究職

ビスケット、チョコレート、スナック、ゼリー、最近ではアイスまで幅広いカテゴリーの商品を持っていることが他社にない魅力だと思います。
製品開発は大体の商品をワンフロアで試作しているのですが、幅広い原料がそろっているので、普段ケーキでは使用しない原料も「ちょっと試してみよう」が気軽にできる。実際に米菓などの技術をビスケットで使って製品化させた商品もありますし。
他社ではできない、思いつかない組み合わせ、作り方などが生まれやすい環境だと思います。
ルマンドアイスが典型的な例だと思います。
アイスメーカーはルマンドを作れないですから(笑)。
常識にとらわれない商品が生まれやすいですよね。

機械・制御開発工務管理職

やはり、ブルボンの魅力としては、お菓子の種類が豊富でいろいろなカテゴリーのお菓子を作っているところ。
自身の仕事内容については、ラインの設計から機械の設計まで自社で行っているところが魅力かな。(他社は外注している場合がほとんどと聞いている。)
例えばルマンド。クレープのシートを薄くしたものを普通のオーブンで焼いて、その後、ある機械(企業秘密)に入るとルマンドになる(笑)。
その「ある機械」はオリジナルで作っている。それが魅力です。 そして、チョコもアイスも設備は違う。それに、知らないこともまだまだあって、楽しいことがたくさんあります。

生産管理製造監査職

カテゴリーが多くあるので、他のカテゴリーから技術を応用して製品を作ったり、製菓技術だけでなく衛生管理手法なども応用したりすることで、さらにより良い製品・環境づくりができることが強みだと思います。
また、工場も多いので、同じ製品でも他工場の技術を応用してより良い製品づくりができることも強みの一つです。
最近では、濃厚チョコブラウニーの機械をリニューアルしました。濃厚チョコブラウニーはバータイプと小さいミニタイプの2種類あって、それぞれ違う工場で異なる機械を使って生産していたのですが、バータイプのケーキを絞る工程の効率がよかったため、ミニタイプにそのまま使うことになりました。

ルマンドアイス ルマンド 濃厚チョコブラウニー
ルマンドアイス ルマンド 濃厚チョコブラウニー

課題解決はみんなで?

製品開発/研究職

私は製品開発だけど、ある程度は、機械のことも理解しているし、、、。
製品開発と生産管理は原料を扱う部分でかなりクロスオーバーしているかな。
生産管理と機械・制御開発は機械を扱う部分でクロスオーバーしているよね。

機械・制御開発/工務管理職

そう。生産工程の物理現象はよく理解している。
湿気がどうのこうの?とか、何を混ぜるとべたべたする?とか。
原料の特性をある程度理解して機械を設計している。

生産管理/製造監査職

例えば、湿気を吸いやすい原料は、湿気を吸うと生産ラインを止めてしまうことがよくある。
そうすると生産管理から機械・制御開発へ「生産ライン止まったよ。機械直してください。」とか、生産管理から製品開発へ「生産ラインが止まるからこの原料使わないで」って言ったり。

製品開発/研究職

生産管理は「現場対策」の役目。
ラインが止まりやすい原料を製品開発に伝えて、製品開発は「原因対策」をする。
製品開発はそれを受けた上で、その原料がだめなら、この味を出すにはどうしたらいいのか、資材調達の係と相談して、生産ラインにのるようにしているんだよね。

機械・制御開発/工務管理職

一つの商品には想像以上にたくさんの人数が関わっているから、各部門の連携が大事だよね。

製品開発/研究職

そんな中でいかに自分の思いを形にできるかが製品開発の腕の見せ所です(笑)。
製品開発部門としては、本当に皆にお世話になってます!

生産管理/製造監査職

部門毎に目標や目指すところはあるけど、一番はお客様に喜んでいただけること。
これからもお客様に喜ばれるような商品を作っていこうね!